8月9日、成田を9時半に発って、仁川経由イスタンブール着、20時。
10日13時半にトルコ東部のエルズルム着。
空港から何キロも離れたエルズルムの町が見渡せるほどに木が少ない。
14:30トラックに乗って、イスピル経由、シラコナクラル村へ移動する。
ステップのなだらかな山波が続く。
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1時間半ほど走ってすごい滝雲に出会った。
カチカル山は遙か右奥にある。
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前夜20時に着いたアクバスという集落。標高1700mを越えている。
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8月11日、日本的な風景の中、3300mのベースキャンプを目指す。
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ダヴァリ谷を緩やかに登る、荷も軽い。
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谷最奥の村、ダヴァリヤイラ着。ヤイラとは夏の村の意。
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早速かわいらしい子供たちが駆け寄ってくる。
夏休みは3ヶ月らしい。
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村は20軒以上はあるだろうか。そのうちの1軒で昼食休憩。
標高2500m。
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パンとチーズとバターとトマトスープ。とても美味かった。
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ヤイラからは谷の右斜面を登る。
斜面全部がお花畑。花を踏みながら行く。
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3300m、ベースキャンプのアトゥシズ湖畔。
8月12日朝、気温3.4℃。曇り、風が強い。
6:30カチカル山に向けて出発。
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小さいコルを越えるとデニズ湖。
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デニズ湖の先のコルを越えると、カチカル山の登りにかかる。
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氷河地形です。
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4時間ほどで3932m山頂。国旗が残置してあった。
後方は黒海方面なのだが、雲海に覆われていた。
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キャンプへの帰り道。
天気は回復して、デニズ湖が美しい。
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丘の上から見下ろしたキャンプ地のアトゥシズ湖。
明日は右奥のコルを越えて行く。
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8月13日、朝の気温、1.4℃、湖に氷が張っていた。
コルを越えて、カブルン峠を目指す。
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とにかく水と花の多いところだ。
右にトラバースしてダヴァリ谷の奥へ。
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カブルン峠。
我々の荷物を背負った馬も越えて行く。
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峠の先は長いトラバース。
どうやらシルクロードの一部らしい。
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雄大な氷河地形。
雲の下に今宵の宿ユーカリカブルンが見える。
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下ってきた谷を見上げる。
ここもヤイラであるが、車が来られるので別荘も建っている。
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これは食堂。
2日ぶりにビールにありついた。
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8月14日、ユーカリカブルンから隣の谷の
チャイマクチュールというヤイラを目指す。
今日もまたお花畑の中を行く。
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尾根上には3つの大きな湖がある。
奥にどっしりと大きいのがカチカル山の北面。
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天気が急変して霰が降ってきた。
それから2時間ほど小雨。
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雨の風景もまた美しい。チャイマクチュールは雲の下。
尾根の向こうは黒海なのだろう。
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昼飯頃にはまた青空になって美しい風景が広がる。
どこもかしこも氷河地形。右上の尾根を下ってきた。
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チャイマクチュールは小さなヤイラ。
どん詰まりに車が待っていた。ガイド山行は楽チンである。
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