菅平から四阿山(1999年3月13〜14日)
メンバー 王様

3/13
 2回目は、正しい山スキーをしなければならない。つまり、山で寝ることだ。山スキーで一度行ったことのある四阿山にした。私は結構慎重なのだ。
 初めて長野新幹線に乗る。上田駅の新幹線ホームから槍ケ岳の穂先が見えた。いい天気だ。バスで、菅平高原へ。
 しばらく車道を歩いて、牧場の末端からスキー登行。全くだだっ広い牧場を、一人もくもくと登る。荷は重い。後ろには北アルプスがせり上がってくる。 メチヤ暑い。
 牧場のはずれで大明神沢の上に出る。どこから対岸に渡るのか。過去の記憶が蘇らない。適当に行って、適当に渡る。私は結構適当なのだ。
 対岸に渡って急斜面を登る。これからが長かった。コブを二つ越え、板を脱いだり、ブッシュを潜ったり。途中2人連れが、雪洞を掘っていた。山頂近くで、二人連れがたそがれていた。どちらもツボアシだ。急坂を登って山頂に着くとパテパテだった。365度の大展望だ。(おめでたいと339度に視野はせぱまる)
 群馬側に降りて行く。山頂直下は、痩せ尾根でスキーを引きずって降りる。急降下は二段。泊まり場を探しながら滑る。滑るといっても、狭いし立木はあるしで、快適に滑れるわけではない。良い泊まり揚が見つかった。南東に浅間山、西に根子岳と今越えてきた四阿山が尖っている。その間に夕日が沈ん,だ。風もなく静かな夜が降りてくる。星が降る。

3/14
 静かな夜明けだ。朝は、朝日が東から昇る。
 ガサゴソ音がした。カモシカが流し目で横切って行った。
 超豪華インスタントラーメンを食べ、のんびりテントを畳んで、出発。30分ほど歩いたら、パルコール妻恋スキー湯にぶつかってしまった。スキー客がリフトで登ってくる。その下を私は一人、ぶっ飛ばして滑り降りる。私はジョウズイ。しっかりした後傾が今日も決まっている。


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