水漬しの天祥寺原、蓼科山(1999年8月14〜15日)
メンバー 王様、FS

 蓼科山には、4回登っているのだが、全て冬。夏に一度登ってみたかったので、天気が芳しくないのに、出かけた。予定は、竜源橋から天祥寺原を経て双子池で一泊。双子山から蓼科山に登る予定。しかし、バスを降りたときから、雨。竜源橋から登山道は、小川状態だ。歩き進めば、山道が沢に飲み込まれている所もあり、林の中を巻いたりする。滝ノ湯川は、ゴウゴウと流れ落ちている。靴の中は、ジャボジャボ。天祥寺原も、沢状態。双子池には行けない。
 原の中の少し小高くうねっているところに、テントを張ってビバークだ。テントの周りを水が流れているので、トイレは水洗、水汲みだって手を伸ばせ届く。裸足で出歩けるのでとても楽だ。
 雨は、夜遅くまで降った。ラジオは、玄倉川での遭難を伝えている。天祥寺原は、冬は素晴らしく美しいところだが、翌朝は雨が上がり、ガスに捲かれた風情もまた良い。
 天祥寺原から、蓼科山に登る。既に水は引いているが、昨日は、相当な水が流れたであろう痕跡がある。相変わらず雲は多いが、青空も見えたりしている。
 山頂は、真っ平ら。冬にガスられたら、怖いところだ。スズラン峠の方へ下る。不安定な天気なのに、登山者は結構いる。スズラン峠から親湯へ下ろ道すがら、また激しく降雨。これまた傘を差しての山歩き。プール平で入浴し、濡れて重くなったザックを背負って帰ってきた。  


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