ヤブ漕ぎの浅間隠山(1999年11月21日)
メンバー 王様、FS

 この山は、高崎方面から見ると、ツンと尖ってかっこいい山だ。山頂に雪を頂いたら尚更だ。
 今回は、北軽井沢方面から登る。2万5千分の1の地図と現状は追っていた。有るべき林道が無くて、無いはずの林道を何処までも行く。後は読図山行だ。山頂の方向は見えているので、まあ、気楽だ。
 岩淵山と浅間隠山との鞍部に出て、大休止。目の前に浅間隠山が、そそり立ってる感じ。良い叡山だ。山頂へは、急坂。一汗かいたら、眺望抜群のテッペン。2時間ほどで着いた。登山者が多い。谷川連峰は雲に隠れているが、振り返り見る浅間山が、立派。365度の展望。



 下りは北側へ降りて、ヤブ漕ぎだ。鞍部まで急降下。浅間隠温泉郷への道を右に分けて、尾根通しに道がある。地図には…ある。
 しかし、現場にはない。ヤブを漕ぐ。低い笹で、行く先はよく見える。コブの上に出たら、左に下る。多少の踏み跡あり。背丈ほどのヤブをかき分けたり、地図を読んだり、忙しい。多少の緊張感で心地よい。笹が終わって、雄木林。落ち葉の上に誰か歩いた跡が有る。変な奴は、どこにもいる。少し安心。それにしても2万5千分の1の地図は、良くできている。
 鞍部(何という名の峠だろ)に出たら左に林道が有った。地図に書いてあるやつだ。ブッシュで林道の面影はない。トゲトゲのヤブ漕ぎをしながら下る。地形は正しいが、林道などの人工物は新たに作られたり、荒廃したりするから、要注意。合計4時間ほどの山行であったが、中身濃い。  


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